日頃、何気なく見ている夢…「毎日夢を見て疲れる」「夢を毎日必ず覚えている」という方。
実は身体が不調のサインを訴えている可能性があります。 夢は必ず見るもの。ただし毎日覚えているのは…
寝ている時、誰もが夢を見ています。
私たちは寝ている時にレム睡眠とノンレム睡眠が約90~120分くらいのサイクルで繰り返されています。
レム睡眠とは、身体は休んでいるが脳は覚醒しているので眠りが浅い状態です。ノンレム睡眠は、脳と身体が休んでいるので眠りが深い状態です
悪夢を覚えていたら不調のサイン!?
夢を見た事を覚えていない人も必ず夢を見ていますが、それを覚えているか覚えていないかによって身体の状態がわかります。夢を見ることは自然なことですが、毎日のように夢、特に悪夢を覚えている場合は注意が必要です。毎日夢を覚えている人は、ホルモンや自律神経のバランスが崩れている可能性が高い人です。
夢を毎日覚えているということは?
人間の身体の調節はホルモンと自律神経によってバランスを保っています。
本来なら睡眠の時は自律神経の一つである副交感神経(身体をリラックスさせる)が働かなくてはいけません。
夢を覚えている人は睡眠時でも脳が覚醒状態になってしまい、脳や身体は十分に休むことが出来ないので身体には様々な影響が起こりやすくなってしまいます。
なぜ毎日夢を覚えていると睡眠の質が低下している可能性があるのか?
いつも眠りが浅いという人はレム睡眠が長くなっている状態、つまり脳は休んでいないということになります。このことにより、脳で作られる脳脊髄液(身体の栄養素)が上手く循環できなくなり頭痛の原因や集中力の低下などが現れます。
日頃の疲労やストレスの蓄積が原因の場合も
夢を見てから約10分程度の間に目を覚ますと夢を覚えていると言われています。最近毎日のように夢を見るという人は、昼間のストレスを脳が寝て眠りが浅いレム睡眠が続いてしまうと1日で溜まった疲労が抜けきらないので、身体の不調が起こりやすい環境になってしまいます。疲労の蓄積で身体の不調が起こりやすくなり、悪夢をみやすくなると言われています。いる間に処理するほど疲れている可能性があります。
また、身体は休んでいるけど脳は覚醒しているレム睡眠の状態になっているので、寝起きのすっきり感がない人が多いです。