骨基質というものが減少すると、そこに付着していたカルシウムも骨の組織から溶け出して、骨が弱くなるという仕組みです。
また、カルシウムが付着する場所である骨基質が減少することで腸から運ばれて来たカルシウムがくっつくことができず、骨の成分になりにくくなってしまいます。
また、カルシウムを効率よく血液中に吸収するためにはビタミンDが必要なのですが、そのビタミンDが体内で作用するのにも女性ホルモンは関係しています。
このような仕組みが骨粗鬆症の発生率を高める1つの要因となっています。
それでも、全員が骨が弱くなってしまい骨粗鬆症になるわけではありませんよね。
この差は何なのでしょうか。
ポイントはやはり食事と運動です。
高齢者となっても元気な人はよく食べますし、動いています。
身体に対する女性ホルモンの恩恵は大きいのですが、閉経して低下したとしても基本的なことを続けていれば骨粗鬆症のリスクは低くすることができます。
いつからでも身体は変化しますので、無理にダイエットなどせず、ちゃんと食べて運動しましょう。
投稿 新津
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