「夕方になってくると足のむくみが気になる」といった方、多いのではないでしょうか。
では、なぜ足がむくむのか、ご存知でしょうか?
動かさないから?
冷えが原因?
色々出てくるかと思いますが、今回は足のむくみについておさらいしましょう。
●血液の流れが悪いからむくむ
想像がつくかと思いますがその通りです。
結局は足のポンプ機能がうまく働いていないので、足に流れた血液が心臓に戻りにくくなり停滞してむくんでしまいます。
・静脈も水分を回収している
むくみといえば「リンパの流れが悪い」と言われますが、リンパ管の他に静脈も水分を回収しています。
というより、リンパ管での水分回収量よりも静脈の方が水分回収量が多いのです。
リンパの流れが悪い場合もむくみますが、基本的には血液の流れが悪く滞ってしまうためむくんでしまうのです。
また冷えによってむくむのも血液の流れが関係してきます。
●ふくらはぎのポンプ作用で血液を戻す
重力があるため心臓からちょっと離れている足は血流が悪くなってしまいます。
この、滞りやすい足の血液を循環させるのがふくらはぎの筋肉です。
心臓からの血液を送り出す圧力だけではどうしても力不足なため、ふくらはぎの筋肉が収縮することで血液を送り返しています。
このようなふくらはぎのポンプ作用のことをミルキングアクションなんて言ったりします。
正常にポンプの役割を果たしていればいいのですが、その力が弱まるとむくみの原因となってしまうのです。
・立ち仕事の人は重力によりむくむ
営業などで歩き回るお仕事なら筋肉を動かしているのでポンプ作用が働きますが、立ちっぱなしのお仕事の場合だとポンプ作用がうまく働かず血液が滞ってしまいがち。
特にショップ定員の場合、ヒールで立ちっぱなしなんて状態も。
するとむくみだけでなく、足の張りや腰痛の原因にもなります。
・デスクワークの人は圧迫したまま動かさないからむくむ
デスクワークの人はポンプの役割をしてくれる筋肉を動かさないということに加え、座っているため太もも裏やお尻がずっと圧迫されているのでむくんでしまいます。
また、夏場だとクーラーによる冷えもあるためさらに血流が悪くなることに。
こうなるとむくみの他にも、冷え性など他の不調に繋がる可能性があります。
次回はさらに解説と対策についてお話しします。